11/12〜14の3日間、オークランドのとなり街でドラマティックスのライブがありました。
もう既にご存知のように、11月7日(日)の明朝、1973年からのメンバーであったレニー・メイズ氏が逝去され、
ライブに参加する直前にこの訃報を知った私はとても信じられない気持ちだったと同時に、残念でなりませんでした。
私が参加したのは最終日の14日。やはりしんみりしたライブになるのかな〜と思いきや、
3日前に葬儀があったとは思えない程に暗い悲しい雰囲気は全くなく、むしろ楽しく明るいライブ。
4人でのライブはやはり何か物足りない感じもしましたが、このタイミングで彼らのライブに参加するのも
何かの縁があるのかなと感じつつ、ドラマティックスのステージをとにかくドキドキ・ワクワクしながら
楽しんで参りました。ライブ自体も楽しい雰囲気だったので、同じく楽しい雰囲気で書こうと思います。
初体験のドラマティックス。私の気持ちは・・・
「きゃー、本物だー!わー、歌ってるー!お〜、踊ってるー!!」
そして各メンバーの第一印象は・・・(ステージ向かって左から)
- ロン・バンクス = デカイ、高い。あの体格から、あの繊細なファルセットが出るとはとても思えない。
- ウィンゼル・ケリー = ステキ♪ ほ、ほの字です。(古っ) すっかり一目惚れしました。
歌声にもキャラクターにもやさしさが現れていました。
- LJ・レイノルズ = 意外と小さい。渋い。歌、キャラクター共にインパクト強い。
「こういうおじさん(失礼)、日本人にもいるよな〜」と。
- ウィリー・フォード = 黒い、細い、低い。そして、歌い方、出で立ちなど全てが自然体に見えました。
会場は横浜モーションブルーより少し小さい程度でしょうか。
夕方5時スタートだったので、4時半過ぎには開場入りしました。
客入りはまばら。既にステージはスタンバイオッケーの様子。が、スタンドマイクが4本・・・・・。
本来なら5本あるはずだったのに、4本しかないということが現実味を増していてちょっぴり切なくなりました。
1メートル程高くなったステージは、前方がラウンド型で、それと平行して客席用に2列にイスが並べられ、
その後ろにはボックスシートやテーブル席が設けられて食事が出来る様になっています。
私はステージ向かって右側前方の2列目のイス席に座りました。
ステージまでおよそ3メートルくらい。
5時を過ぎてもショーはスタートせず、結局5時半を回ってようやくバンドメンバーが登場。
インストゥルメンタルでジャズナンバーを2曲程演奏したのですが、これがめちゃくちゃ長い。
15分くらい時間をとっていました。かなりじらされましたね。
それから、この会場はあまり音響が良くなかったような気がします。
途中でノイズが入り、客席からもちらほらクレームが出たり、レイノルズも気にしていた様でした。
スピーカーが近かったせいかもしれませんが、バンドの音が大き過ぎて、歌が良く聴こえなかったときもありました。
"Dramatics Theme"の後、LJレイノルズを先頭にようやくメンバーの登場。
黒シャツに黒のスーツで、ジャケットはキンキラキンのラインの入ったスタンドカラー。胸の当たりに、
同じくキンキラキンの装飾。これは前を閉じると”V” の字になるようにできています。
1曲目は"Just Shopping (Not Buying Anything)だったと思うのですが、ちょっと自信ありません。
もしかしたらこの曲の前に"Treat Me Like A Man"を歌ったかもしれませんが・・・。
1曲目を歌い終わると、ここでしばしロンによるトーク。まず初めにレニー・メイズのことを話すかな・・・
と思いきや、「昨日バーニー・マック(黒人コメディアン)に会ったんだよ」と、いきなり会場の笑いを
とっていてびっくりしました。この後もライブ中のMCはほぼロン・バンクスだったのですが、
いつもより増して英語が聴き取れませんでした。
2曲目。来ましたよ、"Whatcha See Is Whatcha Get"です。これはドラマティックスの曲の中で
私が初めて聴いた曲なので思い入れが強く、聴きたい曲NO.1でしたから、とても嬉しかったです。
おもしろいな〜と思ったのは、リードボーカルが歌っているとき、他の3人はスタンドマイクを離れて踊っていて、
この踊りも面白かったんですが、途中合いの手を入れるように「フッフ ハッハー」とコーラスを入れる為に、
マイクの近くに戻り、そしてまた離れて踊る・・・。
この動きが何だか妙にツボにハマりまして、一人でニヤニヤしてしまいました。
続いて" I Can't Get Over You"も聴きたかった曲の1つ。あまり良く覚えてないのですが、良い曲だな〜と
気持ちよく聴いてました。そして"You're Fooling You"と"Door To Your Heart" (この曲についてはちょっと
自信がありません) を歌い終わった後、再びMCです。
「皆さんもすでに知っているとは思うけれど、先日レニー・メイズが亡くなりました」とロン。
さすがに観客も静かに聴き入ります。そして「みなさんのサポート、本当にどうもありがとう」
との言葉の後には、会場からは拍手が起こりました。
そして"Thank You For Your Love"に。レニーの話の後に聴くこの曲はさすがにこたえましたね。
ジーンと込み上げて胸がいっぱいになってしまいました。
「♪Thank you baby Just wanna take a little time off♪」とやさしく歌うウィンゼル。
そして少しシャウト気味で力強く「♪Thank you for your love」と歌うLJ。
本来の意味とは違うとは思うけれど、「今までどうもありがとう。これからも僕たちを雲の上から見守って、
微笑みかけてくれよ」と、レニーに対して歌いかけているような気がしてなりませんでした。
後日CDでこの曲を繰り返し何度も聴いていますが、
聴く度に涙が溢れてしまいます。 一番印象深い曲となりました。
しばしのトークの後に歌ったのは"Doggy Dogg World"。
ラップですよ!ラップ!でもやっぱり若い人のラップとは全然違う。年季の入ったちょっとゆっくり目のラップ、(笑)
でもこの曲大好きです。何が良いって、ラップの後の「♪Woo〜 it's a doggy dogg world〜」と、ここのハモリです。
これぞヴォーカルグループ!と思う瞬間であり、たまらなく好きなんです。
ウィンゼルとL.J.がステージギリギリまで出てきて2人でラップしていましたが、ここはウィンゼルに軍配が
上がったように思います。
続いて雨音の効果音が聞こえ、降り付ける雨を眺める様な振りで"In The Rain"に突入です。
実は私、この曲調が暗くてあまり好きではなかったんですが、こうして聴いてみるとかなりイケてることに気づきました。
「泣いているところを見せたくないから 雨の中外に出たい」と。ひぇ〜〜、カッコイイ・・・。
次の"Hey You! Get Off My Mountain" ですが、L.J.の印象がものすごく強くて、
他の人が歌っているところなど全く思い出せません。「Hey you !」と歌う彼の声がすごいんですよ。
ドスが利いていると言うか、パワフルと言うか。
思わずハッとしてしまいました。
そしてそして再びMC。このときに、誰かの誕生日だったのか分かりませんが、
突然ロンがスティービーの"Happy birthday"を歌いだしまして、バンドも後から演奏を始め、
観客まで一緒に歌っていました。
いったい誰の誕生日だったんだろうか・・・。
そういえば、このライブではカメラ撮影オッケーだったんです。
デジカメなどを持参した客は、前に出て堂々とフラッシュたいて写真を撮っているではありませんか。
写真を撮る為にあまりにステージ前でウロウロし過ぎて、他の客の反感を買い、女性同士のいざこざが
起こるという場面もあり、そんな様子をちらりと見ていたL.J.の様子が気になったりもしました。
そんな私はというと、いつもデジカメ持参しているのに、この日に限って持っていない!
思い切り悔やみました・・・。残念無念。
さて、ここからは余興タイム。
ロンが一人トークを繰り広げている間、メンバーはステージ裏に入っていたようですが、突然かつらを被った
”変なおじさん”が登場。観客も誰だか分からずに「誰? 誰のつもり?」とつぶやく人も。
その”変なおじさん”はL.J.でして、何かしゃべった後にジェームス・ブラウンの” ゲロッパ!” を歌い始めました。
ものまねですね。おかしかったですよ〜。オーディエンスもノリノリでした。
この後もう1曲歌いましたが、おそらく"Papa's Got A Brand New Bag Pt.1"じゃないかと思います。
でも、ちょっと自信ないです・・・。
次に出てきたのは、サングラスをかけ、三つ編みのカツラと山の高めの布帽子を被ったロン。
付き添いのスタッフにエスコートされ、首を左右に振りながら歩き、ステージ中央に用意されたイスに座りました。
スティービー・ワンダーのモノマネです。
多分"Ebony and Ivory"だと思いますが、モノマネしながら歌っていました。しぐさは似てましたが、声は似てません。
もう1曲"Superstition"を歌った後、先ほどの付き添いスタッフに体を支えられつつ、ステージ裏にはけて行きました。
芸が細かい・・・。
さらに、金色マントとサングラスをまとってウィリー・フォードが登場。
これはもうお手上げです。誰のマネで、何の歌を歌ったのか、まったく分かりませんでした。おもしろかったですけどね。
思い切り笑った余興の後は、"Me And Mrs. Jones"。これも私の聴きたかった曲の1つ。
ウィリー・フォードの低音がびっくりするほど低くて・・・。そこに絡むロン・バンクスの繊細なファルセット。
このギャップが何ともすばらしくおもしろい。
この曲はいろんなアーティストがカバーしていますが、そんな中でも私はビリー・ポールでも
スタイリスティクスでもなく、そしてドラマティクスでもない、TOKUバージョンが一番好きだったんです。
が、この日を境に、ドラマティックス・バージョンがナンバー1となりました。ドラマティックス、サイコー!!
"Shake It Well"の後は、待ってました、"Be My Girl"です。この曲は良いですよ〜。ベタですが、かなり好きです。
ゆったり横揺れしながら「♪Be my girl〜〜」と、ひたすらそこだけを歌ってました。
他の部分は歌詞が分からなかったもんで・・・。
"Stand Up Clap Your Hands"でメンバー紹介をし、L.J.によるコール&レスポンス。
そして「Can we do something together ?」「I don't hear you !」とオーディエンスとの絡みがあり、
最後にみんなを立ち上がらせて"Get Up And Get Down"でダンス大会となりました。
L.J.やロンが途中でオーディエンスを煽りつつ、楽しそうに歌っているのが印象的でしたし、とても楽しかったです。
この辺の流れは2002年発売のアルバム「Greatest Hits Live」と似ています。このCDほど長くはないですが。
"Get Up And Get Down"を歌い終わった後、アウトロ部分でしばしの握手タイム。
ステージに近寄って握手を求めるファンに対して、メンバー全員が惜しげもなく応えていました。
私も!と思ったのですが、なかなか思い切って前に出ることが出来ませんで・・・。
そんなとき、私が一目惚れしたウィンゼルがステージの右袖近くにやってきた瞬間、ステージに向かって小走り。
左手を出してがっつり握手してもらいました。ちょっぴり温かくて、ポチャポチャしてましたよ〜。
私も彼も「Thank you」の一言。うれしゅうございました。
最後にもう一度ロンがメンバーの名前をコールすると、観客から拍手が起こるわけですが、
やはL.J.が一番人気のようでしたね。一番拍手のボリュームが大きかったです。
頃合いを見計らって、メンバー全員が手を振りながらはけ、観客も再び盛大なる拍手を送ってお別れです。
再び登場するかな?という小さな期待で、観客もしばらくそのまま拍手して居残りますが、
すぐにバラバラと席を立って帰り始めました。そしてバンドメンバーも1人2人と退場して行きます。
私はそれでもまだ席に残ってアンコールを期待しましたが、ギタリストがギターをケースに仕舞ったのを見た瞬間、
アンコールはないと判断して潔く席を立ちました。
日本だったらアンコールなんて当たり前にありそうなもんですが、アメリカ人ってホントに持ってあっさりしてる。
そんなもんか・・・。
と、ここまでがライブの模様です。
ドラマティックスがステージに登場していた時間は正味55分程。短いなー。
バンドだけの演奏の15分はホントにいらない。その分ドラマティックスの歌を聴かせて欲しかったなと思いました。
今回のライブ参加は私にとってとても大きな意味のあるライブでした。
最初で最後かもしれない・・・という気持ちもありましたので。今までCDで彼らの歌を聴くだけで、
実際に歌っているところを見たこと聴いたことがないわけですから、顔と名前と声が一致しない状態だったんですね。
メンバーチェンジがあるために、声の聞き分けをするのはいまだにできないものの、ライブに参加することで
一応は現在のメンバーの名前と顔が一致しただけでも大きな収穫と言えます。
ライブ中、ウィリーがL.J.のシャツの第一ボタンを外してあげたり、ロンとウィリーが冗談を言ってジャレ合うという、
微笑ましい姿も垣間見れました。そういうのも全部ひっくるめて、ドラマティックスというグループのことを
少しずつ分かってきたことが私にとっては密かな喜びだったり。みなさんがドラマティックスを好きな理由も
少なからず分かったような気もします。
ただの”好き”から”大好き”に変わりましたし、ただの”ファン”から”大ファン”となり、
私の中ではナンバーワンヴォーカルグループであり、特別な存在となりました。
またいつかライブに参加出来ることを期待して、今後も彼らの情報収集などしていこうかな〜
と思っているところです。
亡くなられたレニー氏のことを思うと、非常に残念でなりませんが、素敵な歌を残してくれたことに感謝をしつつ、
改めてご冥福をお祈りいたします。合掌
= おまけ =
席を離れ、会場を出ようとしたとき、出入り口付近に人だかりがあることに気づきました。
出口がつまってるのかなと思いましたが、実はレニー・メイズ氏への記帳エリアが設けられており、
一人ずつ記帳していたのでした。黒の布が被ったちょっと高めの台の上に、レニー氏の写真が飾られ、
そのすぐ下の台にアルバムの様な大きめのブランクノートが用意されていました。私も迷わず記帳。
さらに、記帳エリアの横ではL.J.がサインをしていました。ツアーパンフレットを買うとそれに
レイノルズがサインしてくれるとのこと。
買いましたよ。10ドルの「こんなデザインでいいですか?」って言いたくなるようなツアーパンフレットを。(笑)
買ったばかりのパンフレットをレイノルズの前で広げると、「誰宛にサインすれば良い?」と聞かれました。
つまりは、「○○さんへ」ってやつですね。私は自分の名前を告げました。
そしたら彼、「ジャパニーズ?」と聞いてくるので、即答で「イエス」と私。すると、
「コニチハ。コンバンハ。アリガトウ。サヨナラ。」と、
自分の知っている日本語を羅列して言うんですよね。思わず笑ってしまいました。
ここにもいたよ。こういう人が・・・(笑)
しかし名前を言っただけで日本人だって良く分かったなと、少々感心。
こんなやりとりをしている最中、 バスケットユニフォームに着替えた
私の(?)ウィンゼルさんがやってきました。きゃー!
幸いにも彼のサインもいただけた上に、再びの握手。今度は右手を差し出しました。やさしい彼の笑顔が
すごくうれしくて、私はかなりの興奮モードで舞い上がってしまいました。
こんな時にサンキューしか言えない私。もうちょっと気の聞いたこと言えるようになりたいデス。
この後すぐに会場を出たのですが、もらったサインを見ながらニヤニヤしておりました。(怪しい・・・)
そしてウィンゼルさんとの2回の握手を思い出し・・・ちょっと待てよ?両手で握手してもらったということは、
両手が使えない!両手が洗えないじゃん!(笑)
===セットリスト===
00. Dramatics Theme
01. Just Shopping (Not Buying Anything)
-MC-
02. Whatcha See Is Whatcha Get
03. I Can't Get Over You
04. You're Fooling You
05. Door To Your Heart
-MC-
06. Thank You For Your Love
-MC-
07. Doggy Dog World
08. In The Rain
09. Hey You! Get Off My Mountain
-MC / 余興タイム-
♪Happy Birthday (Stevie Wonder)
(ジェームス・ブラウンのモノマネ by L.J. レイノルズ)
10. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine
11. Papa's Got A Brand New Bag, Pt.1 (自信なし)
(スティービー・ワンダーのモノマネ by ロン・バンクス)
12. Ebony and Ivory (自信なし)
13. Superstition
(アイザック・ヘイズのモノマネ by ウィリー・フォード)
14. (不明)
15. Me And Mrs. Jones
16. Shake It Well
17. Be My Girl
18. Stand Up Clap Your Hands
19. Get Up And Get Down |